●中国ホテル選びの基礎知識

■ホテルの名称とグレード

 中国のホテルはたいてい漢字表記があるので、日本人には分かりやすい。 ホテルの名称には・・・(大)飯店、・・・(大)酒店、・・・(大)賓館、・・・大廈のいずれかが使われ、一般的にこの順に高級ホテルとなるが、私的経営や外国資本のホテルが増えた現在においては、この一般論どうりには区別できない。また、飯店や酒店はレストランにも使われるし、大廈はビルの名前にも使われているので、注意も必要です。

 ホテルのグレードは、他国同様、1〜5星に分かれている。もちろん5つ星が最高級である。このグレードは政府(国家旅遊局)が認定しているので、比較的信頼できる。星のついてない格安ホテルがあるのは、他国同様です。



■ホテルの価格

 中国のホテルは基本的に室単位で料金が決められているいわゆるルームレートである。

  インターネットの発達した今日、自分で直接予約した方が安くなると思いがちだが、そんなことはない。自分で予約すれば、ホテルの定価にあたる業界でラックレートと呼ばれる一番高い料金で宿泊しなければならない場合が多い。旅行会社やホテル検索エンジンは、ラックレートよりかなり割り引かれたルームレートで契約しているので、特に、大規模な検索エンジンの方が安い室料で泊まれる傾向にある。そこで、このサイトの登場となるわけだが、数ある旅行会社ホテル予約サイトの中でも、直契約の割引ホテル数で、世界最大級のエクスペディアを利用することで、一定の条件下で最低価格で予約することができるのである。

 中国のホテルはもともと国内の人が保護するために、二重価格が設定されているが、ホテルによっては、国内人向けに近い価格で宿泊することもできる。

 また、チップは不要の国である(サービスチャージがホテル代に含まれている)が、払う人 がいるために、要求する従業員もいる。中国のホテル従業員は、きちんとした給料をもらっており、チップ生活をしているわけではないので、チップの習慣を持ち込むのは、あまり好ましくない。



■ホテルの設備

  大都市の三つ星以上のホテルなら、大抵他国と同様の設備が期待できるが、地方都市はまだまだインフラが発達してなく不便なホテルも多い。特に、ビジネスでの訪問なら、インターネット やファックスが使えるビジネスセンターの機能があるかどうかは、よく、チェックしてから予約した方がいい。

 日本を追い越す勢いの経済力の中国 だが、旅行者が不便を感じないで滞在できる都市は臨海部大都市に限られている。地方都市は、町中に便利なお店が少なく、大抵の用はホテルで済ますことになるので、快適にすごそうと思う人は、三つ星以上のホテルに止まることをおすすめします。



■ホテルの安全性

  むかしは盗難事件の少なかった中国もずいぶん、旅行者の盗難事故も多くなった。部屋にセーフティーを備えたホテルもあるが、大抵の三つ星以上のホテルなら、 フロントで貴重品をあずかってくれるし、フロアーごとに24時間態勢で服務員(従業員)がいて、他国に比べると安全性は格段に高い。